2024年05月25日

食・環境・農薬 沈黙の春62年後の現実トークセッションinウィルあいち

レイチェルカーソン著「沈黙の春」1962年に発刊された著書を題材に 一昨年からトークセッション講演が開催されています。
60年後の2022年 第一回目の講演は稲沢市民会館で開催 61年目の昨年は高山市て開催 今年2024年は名古屋市で講演開催を計画しています。
レイチェルカーソン女史は、アメリカ合衆国のペンシルベニア州に生まれ、1960年代に環境問題を告発した生物学者です。
昨今 話題と成っている科学性物質の農薬や肥料・除草剤の危険性を、60年以上前に既に訴えたていました。 
化農薬や肥料・除草剤・殺虫剤の乱用で 害とされる虫を殺すだけにと留まらず 有益な虫達もが死滅 それら虫達を捕食する小動物(鳥達も含め)また幼虫を捕食する魚介類も死滅 有害物質の食物連鎖で、化学性物質の影響で自然破壊 自然界の生き物達が死滅して行く・・・
数年後 春の訪れで 鳥達の囀りが聞こえない・・・沈黙の春が訪れると警鐘を鳴らした。

腕白農園のオヤジ 私が生れた年、1960年には環境問題を発し 2年後の1962年に著書が発刊された 
64年後、著書発刊62年後の今、現代これら薬品使用による自然破壊は、既に手遅れなのか 未だ間に合うのか?・・・を問う、トークセッションが、5月25日 私の誕生日の4日前に開催されます。 


チラシ表

チラシ裏
開催日時間  2024年5月25日 PM13:00〜17:00(予定)
開 催 会 場  愛知県名古屋市ウィル愛知(予定)
参 加 費  参加は無料です。
主 催 者  株式会社龍の瞳 (協力/腕白農園その他)

昨年の「沈黙の春61年後の現実トークセッションin飛騨高山」に続いて今年は5月25日(土)13時から名古屋市東区上堅杉町1番地にある愛知県女性総合センター(ウィルあいち)にて 「食・環境・農薬 沈黙の春62年後の現実トークセッションinウィルあいち」を開催いたします。
基調講演は、「里山資本主義」の著者で日本総研主席研究員である藻谷浩介さんにお願いいたしました。
素晴らしい方々が登壇され、白熱した議論となることでしょう。歌ありクイズあり、お土産ありで楽しみながら学ぶ場となります。
駐車場がほとんどないので出来るだけお車での参加はご遠慮下さいませ。

参加申し込みは 申し込み専用サイト から 
お電話でのお問い合わせ → 0576741191
(事務局 株式会社龍の瞳)
FAXでのお申し込み → 0576541836まで。


因みに 請謁ながら腕白おやじもトークセッションに参加させて頂きます

チラシ裏の参加者紹介欄の拡大
私が生れた年、1960年には環境問題を発し 2年後の1962年に著書が発刊され 誕生日に近い今年の5月25日に講演される事は、何か縁が有ると感じています。

関連記事は ノーティーファーム公式ページイベント欄に記載されています

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2023年11月21日

百姓学宣言 宇野豊

百姓学宣言 著者 宇野 豊を少し紹介したいと思います。

この百姓学宣言は経済を中心にしない生き方を問いている著書です
経済を中心にしない生き方とは 近代農法 慣行農法に頼らない農業 科学的理論や理屈に惑わされず 百姓の長い歴史経験を重んじる事こそ これからの地球を救う事に繋がると論じています。

この本に付いて 解説?紹介をしている youtubeも見つけたので紹介します。
百姓NO学

農作物を育てる 栽培方法など 昨今はネットで調べれは色々と沢山出て来ます 
私も 確認の為にネットで調べてはいますが あくまでも参考にしているに過ぎません 作物を作る地域 場所 環境 土・・・・ありとあらゆる物は千差万別 同じ物はありません
調べた内容を参考に 自身の栽培地・環境に合う育て方を、日々研究し改良や改善して行く事が大切です
農業・百姓とは、常に作物の栽培方法を研究する研究員であり 体験者であり続ける事が仕事であり 生活であると思います 

近代農業は そう言った研究を怠り、農協指導の栽培法法(科学的・生物学的根拠や理論など)で どんな地でも農薬や肥料を使い 機械的に農産物を育て出荷市場に流通させる 農産物工場化しています
化農薬は 作物の病気を抑制する効果で 食物を薬漬けで育て 害虫駆除と題し害虫以外の有益な虫達も死滅させて居ます
化肥料は その地に含まれる有益な自然肥料を無視 若しくは阻害し 栽培作物のみに適応した栄養剤サプリメントとなり 本来その地に活きる菌や虫達が死滅・住めなくなり 循環される筈の栄養が機能し無くなり 栄養分を含まない単に土と化す スポンジ現象を起こす

以前「沈黙の春」著者レイチェルカーソン 近代農法は自然を無視に留まらず 破壊に繋がる事に警鐘を鳴らした本でした
この 百姓学宣言は 化学や生物論など 外からの理屈(経済を中心)では無く 日々の研究経験に基いた内側の知識こそが 本当の農学と問いていると思います。

長い歴史で培われた経験や知識の栽培方法 科学的なものに頼らない自然との共存共栄してきた栽培方法が 自然環境配慮栽培となり 強いては地球を救う栽培方法でも有ると私は思います。

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環境配慮のお米作り

ヘアリーベッチの雑草抑制効果

稲刈り・稲架掛け・脱穀が終わったら直ぐ 来年の稲作の準備が始まります。
秋起こしをする事で 刈り取った稲株や 稲藁を微生物による有機物への分解促進や 集積した養分の混和などの効果を持ち、作物の生育環境を最適に整えるための大切な作業です。。

秋起こし

耕転

藁の漉き込み
秋起こしをした後 ヘアリーベッチの種を蒔きます



ヘアリーベッチ hairy vetch ナヨクサフジ(学名:Vicia villosa)
ヘアリーベッチのアレロパシーによる雑草抑制効果
緑肥「ヘアリーベッチ」を活用した 有機稲作技術の確立 緑肥「へアリーベッチ」を活用して水稲栽培の化学肥料低減に取り組んでいます 農林水産省・環境省も推奨する ヘアリーベッチ栽培は 多くの県で取り入れられています。

以前は 春先になると稲作田圃には、蓮華草が咲いていました
近代農法・慣行農業が進むにつれ 秋起こしもされなくなり 田植え前に耕転して 雑草抑制剤農薬をまき 化学肥料を投入し 稲作がされるのが当たり前に成ってしまいました。

腕白農業研修会は稲作を始めた初年度から 無農薬・無肥料・除草剤不使用で蓮華草稲栽培をして来ました。
3年前から 蓮華草より緑肥効果・雑草抑制効果が有るとされるヘアリーベッチ栽培を続けています

田圃の様子

真菰
水や耕作土の浄化効果が有る真菰丈を植え タニシとの共存 除草剤を使用しなくても田圃の中には草一本も生えていません 水の澱みや藻の発生も殆どありません
お玉じゃくし・小魚・虫の幼虫・甲殻類が沢山動き回っています。

腕白農業研修会 研修田の周辺田圃は 相変わらず農薬散布をしていますが 草茫々の田圃 稲は何処?と言う田圃まであります 
慣行栽培を続けて来た農家さんは 無農薬・無肥料でヘアリーベッチ栽培をする事が怖くて出来ないのでしょうね 有る意味農協指導栽培が安心で安全 確実に収穫が約束される・・・神話に成っています 

ヘアリーベッチ栽培は 自然な環境が保たれていると感じます 環境配慮のお米作りですね



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