2023年10月12日

2024年稲作チャレンジ事業

田植えから稲刈り 稲架掛け天日干し 籾摺り精米などの一連の栽培作業を体験する 稲作にチャレンジ企画です。
一反の田圃で採れるお米は 無農薬・無肥料で約7〜8俵 約450s前後(慣行農法 化農薬肥料使用は9〜10俵 約570s前後)
1俵は60s お米の消費量は年々減少していて 夫婦2人で約80〜100sとされています、4人家族となると更に増えます 
一反300坪の田圃で 3〜4家族程度しか収穫出来ない 逆に言えば家族が食べる分のお米を作ろうとすると 100坪位の田圃が必要 現在お住いの自宅敷地面積は何坪?と考えると広い場所が必要なのですよね。



参加人員 定数 / 会員限定 3組(1家族2口迄)以上で企画決行 3組未満は中止 定数は7口(1口1俵玄米渡し)
申し込み期日 / 2023年10月31日迄 メール受信分  

参加費 / 農地地権者のお礼(固定資産税+水利権費+寸志)と 農作機械(トラクター・田植え機・刈採機などの諸費用+オペレーター)指導料&日々の水管理費等の合計を 採れ高俵割りと成ります。 
費用の目安は 1口1俵(60s)あたり 15,000〜20,000円(全工程参加の場合10s換算で3,000円前後程度)を予定しています 全工程終了後清算にて決定。
市場の減農薬・減肥料栽培、特選米の市場価格は 10s 4〜5,000円×6袋(1俵60s)=約30,000円に成ります。
腕白農園米(無農薬・無肥料)は 10s7,500円で販売しています、参考にして下さい

主な作業 / 腕白稲作カレンダ(クリックするとPDFが見られます)を目安に おおまかな作業は 
2023年11月ヘアリーベッチ種蒔1日 2024年4月種籾選別1日 苗作り1日 耕運転1日 田植え1日 中干し草採り1日 稲刈採りと稲架掛け1日 脱穀1日 籾摺り1日 全工程で10回(日)〜12回(日)前後 
1回(日)の作業時間は概ね 午前9時〜お昼までの3〜4時間程度 作業内容及び参加人員で作業時間が延びる場合もあります。

1口1俵の耕作面積約50坪分は 参加者の耕作責任負担分とお考え下さい 全工程の5割以上が参加条件と成ります 
尚 都合で参加不可 作業が出来ない分は、参加費1口1俵(60s)あたり 15,000〜20,000円の作業数割(最小10回)1作業平均1,800円なので 1回1,000円換算で 参加費に負担加算に成ります。


作業工程俵(クリックすると履歴PDFが見られます)

苗箱種蒔

育苗

田植え

田植え後

出穂

稲刈り

稲架掛け

脱穀

籾摺り

精米

収穫のお米


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posted by 腕白オヤジ at 09:26| Comment(0) | 栽培実務

2023年09月30日

安心で安全な野菜やお米が食べたい

有機や無農薬無肥料 自然栽培で育てた安心で安全な野菜やお米が食べたい・・・・

以前の記事「農業で生活できるのか?」でも書きましたが 農業で生計を立てる事は難しい 現職を続けながらの新規就農も難しい

今の仕事(お勤め・自営業)を続けながら 安心で安全な野菜やお米が食べたい 何か良い方法は無いのか?

家族4人が食べるのに必要な野菜やお米の量 それらを栽培する田畑の面積は?
主食のお米は4人家族で 概ね 250s(1反10a/480s)約半反5aの田圃が必要
葉野菜や実を付ける野菜は時期が有るため 収穫出来ない時期用に 保存の利く野菜 玉葱・豆類・イモ類を多めに作り補うと やはり約5aの畑が必要に成ります。

4人家族であれば1反あれば通常足ります。 半分を田んぼにして、半分を畑にすれば1年分の野菜や穀物が自給できるようになります。

畑や田圃を借りる・・・・事は、法律上出来ません 農家台帳記載者農家間でしか 借りる事も売買も出来ません じゃ〜無理じゃん・・・と言うことに成りますよね
新規就農も難しい・・・借りる事もできない・・・何か方法は無いのか?

新規就農せず 合法的に農地で栽培する方法は・・・・
1.公の認定市民農園を借りる 一区画が狭く年間の利用料がそこそこ必要 収穫量は少ない
2.農家さんの指導の下 市民農園体験耕作・菜園利用 農家さんのお手伝いをして 現物支給(給与の代わりに収穫物を貰う)若しくは 農地の一角を任され体験農業 費用は指導料程度 有る程度の収穫量が見込める
3.耕作代行 管理依託受託 農地保全目的の耕作 管理受託なので若干の管理費が貰える 耕作指導や農機具の使用料を支払う 受け取る依託料・代行耕作料と支払う指導料などが概ねが相殺される 1反請け負えば家族4人分の収穫は見込める

1.は初心者向け 1〜2年 1年間の栽培体験 
2.は1を経て 中級車向け 農家さんの耕作のお手伝いから始め 有る程度の農地を任されれば 生活に必要な野菜の半分は得られる 主婦のパート 週末のアルバイトの代わりに成れば良いですよね
3.は1.2を経て 上級者向け 半反や一反の田畑を耕作代行又は農地を保全する目的として受け負い耕作をする 家族4人分の野菜収穫が見込める(貸し借りは違法なので 明確に地権者の依頼で耕作代行・管理保全目的で受託である旨の 依託受託契約書が必要)

3の様に 高齢者や継承者の居無い農家さんから 耕作代行や農地管理保全目的耕作を請け負う事で 耕作知識や実務経験にもなります 
後継者(跡継ぎ)の居ない農家さんに代わり、担い手に成る事もあります 少し時間を要しますが 将来の夢を叶える術としては良いと思います。

腕白農園 腕白農業研修会では 自己所有農地・耕作代行受託農地で 市民農園 菜園利用方式又は体験農地として1と2を行っています。
また 3の代行耕作・管理受託の方法なども指導しています。


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posted by 腕白オヤジ at 07:41| Comment(0) | 概論・自論

2023年09月26日

小農の進め

広辞苑によると「小農」とは「所有する田畑が少なく自家労働力だけで経営を行い、その農業所得だけで一家の生活を支えている農業経営、またその農民」となっています。
家族の労働を用いて暮らしを目的として営まれている農業・農家」を「小農」と定義しています
所謂 自家消費農家の事を言います 日本の農家の99%が小農とも言えます。

日本における農業人口の推移
農林水産者の発表によると、2010年の「農業就業人口」は約260万人でした。しかしその後は、毎年10〜50万人ほど減り続け、2019年には約168万人にまで減少しました。

年齢別農業者の人数 千人
農林水産省の調査によれば、日本の全人口に対する農業就業人口の割合は2010年で5.1%だったのに対し、2016年では3.7%まで落ちています。
65歳以上の農業者のしめる割合が多く 10年後20年後の農業就業人口の割合は更に減る事に成ります。

国内の農家の大多数が小農 小規模農家で農協が取り纏め 市場に農産物を送り出す構図
この先更に農業者が減ると 只でさえ国内自給率が低下している現在 大規模な企業農業法人が増えない限り 自給率が下がり 輸入依存度が増す事に成ります・・・・
現在の コロナ過の影響 ロシア侵攻の影響で 食料品の高騰が今尚続いています 一度 輸入に障害が起きると 食料品の高騰に留まらず 食糧危機も危惧される状態と思います。

昨今では 慣行農法の化学農薬や肥料を使用し無い 有機栽培 オーガニックの栽培品を求める方も増えて来ています また 栽培において 農薬や肥料を使用し無い 自然栽培農産物を求める方も増えて来ています。

しかし 現在の市場流通品は農林水産省が示す 特別栽培農産物に係る表示ガイドライン により @慣行農産物 A有機栽培農産物 B特別栽培農産物 の3種に分類され @とAが殆どであり Bは市場流通は少なく 自家販売やWEB販売に成っているのが現状
Bの 特別栽培農産物 農薬や肥料を使用し無い農家が増えない事には 小農者が増えない限り 成り立たない

小農者農業者の定義とは にも書きましたが 農業を生業とし 経営耕地面積が10a以上の農業を営む世帯または農産物販売金額が年間15万円以上ある世帯を指します まさに 小農者です。

しかし 現在の就農制度では 親からの相続農地を持たない者は 新規就農者となり 幾つかの条件が課せられます。 
現職を辞め 特別栽培農産物 農薬や肥料を使用し無い農家を志しても 農業者の定義に書いた通り 就農条件に阻まれ 新規就農者が増えない

腕白農業研修会は 小農を志す 新規就農者を応援する活動をしています


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posted by 腕白オヤジ at 17:07| Comment(0) | 概論・自論